介護職の夜勤を希望すると給与や採用面で有利

介護職の夜勤のメリット

介護職に就くと、施設によって避けて通ることができないのが夜勤。一般的に、夜勤は大変だというイメージが先行しがちです。ですが、夜勤には様々なメリットがある魅力的な働き方です。そのため、現役の職員のなかでも、夜勤を中心に働くことを希望する人も少なくないのです。
それでは、夜勤のメリットとはどのようなものでしょうか。ここでは、主なメリットについて紹介していきます。

日中の時間を活用できる

夜勤のメリットとしてまず挙げられるのが、日中の時間が自由になることです。
夜勤の勤務時間は勤務先の施設にもよりますが、よくあるパターンが8時間勤務と16時間勤務です。8時間勤務は、夜の遅い時間に出勤して翌朝勤務が終了するというパターン。16時間勤務は、夕方に近い時間に出勤して翌日は午前中の遅めの時間まで、というパターン。8時間勤務の場合は、夜勤明けのその日が丸1日フリーとなりますが、16時間勤務の場合は2日働いたことになるので、翌日が丸1日休みということになります。要するに、16時間勤務であれば日中が丸1日フリーに使えることになるのです。
平日の日中がフリーになると、いろいろと便利なことがあります。例えば、役所関係や銀行などの用事。これらは全て平日の日中でないと済ませられないので、そういった用事がある場合には便利です。また、買い物や遊びに出掛けたい時も、平日の日中であれば人混みを気にしないで出掛けることができます。

夜勤手当で給与アップ

介護職の夜勤をする上で、最大のメリットとなるのが夜勤手当です。夜勤をすると、基本給に加えて夜勤手当がプラスされます。勤務する施設にもよりますが、大体3,000円から10,000円程度が夜勤手当になりますので、月に10回ほど夜勤をすれば30,000円から100,000円程度、月収がアップすることになります。これは、日勤だけの給与と比較すると、かなりの差となります。

採用面でも有利に

率先して夜勤をすることで得られる重要なメリットは、採用面で有利になるということです。
介護職に就くことを希望する場合でも、一般的には夜勤を避けたがる傾向にあります。特に介護職は、女性が多いので夜勤を敬遠する方が多いのも無理はありません。そんな夜勤を敬遠する方が多いなかで、採用する側の介護施設は夜勤ができる人材を探しています。給与をアップするなど有利な条件を提示してでも、人材を確保したがっているのが実状です。ですから、夜勤ができるという方、夜勤を積極的にやりたいという方は、採用する側から見ると魅力的な人材です。採用される確率が高くなることは間違いないのです。

2017.10.22